手洗いをしっかりしよう!Japaaan

女性目当てに男性が集う。江戸時代の宿場町のひとつ「内藤新宿」って?広大な敷地には伝説も

女性目当てに男性が集う。江戸時代の宿場町のひとつ「内藤新宿」って?広大な敷地には伝説も

女性を目当てに男性が集まった?

宿場には旅籠屋(はたごや)には、飯盛女(めしもりおんな)と呼ばれる女性たちがいました。

彼女たちは旅行者に給仕したり雑用などにあたる一方、売春もしており、それは「宿場の奉公人」という名目で黙認された状態だったといいます。

本陣、旅籠に木賃宿…実はいろいろ選択肢があった、江戸時代の宿泊施設

江戸時代は平和な時代が250年以上も続いたことから、旅は命懸けで行うものでは無くなり、気軽に楽しむことができるようになりました。また、参勤交代や巡礼などの旅も多くなった時代です。そうした社会で…

出た飯盛女!江戸時代の旅は犯罪、違法、迷惑行為となんでもあり。江戸時代の旅行事情【4】

1700年頃の日本で、東インド会社の人間(海外の人)が街道上を気軽に旅をする人々の様子を見て驚いたという記録があります。数キロ置きに宿場が整理され、旅行者の野宿や行き倒れなどはほとんどなく、旅…

そのため、そんな女性たちがいる旅籠屋は実際には女郎屋状態。内藤新宿は江戸から近かったこともあり、男性たちが女性たちを目当てに訪れたそうです。

内藤新宿はアートの世界にも

内藤新宿は、美術や文学にもその姿が残っています。例えば、歌川広重の錦絵『名所江戸百景』の「四ッ谷内藤新宿」であったり、馬糞中咲菖蒲(大田南畝の変名)の『甲駅新話』という洒落本などです。

いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも歴史に興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

 

RELATED 関連する記事