
大河『べらぼう』瀬以(小芝風花)はなぜ姿を消した?3つの理由に視聴者呆然… 4月6日放送の考察&レビュー:4ページ目
エレキテルなんて効きゃしない……遊女たちの堕胎事情
劇中では武家の娘が遊郭に売られ、身体を壊して療養する場面が描かれていました。この場面、実は客との交渉で妊娠してしまい、堕胎させられた結果なのだそうです。
吉原遊廓も景気がよかった江戸時代初期は、遊女も子供の出産やお祝いが話題となっていました。しかし客足が落ちて苦しくなってくると、そんな悠長なことは言っていられません。
まともな避妊具などなかった当時、少しでも早く仕事に戻ろうと堕胎させられ、その繰り返しで生命を落とした遊女も少なくありませんでした。
しかし松葉屋には、かっぱらってきたエレキテルが……あってもまるで効きゃしません。
そりゃそうです。静電気がパチッとするだけで万病が治るなら医者などとっくに廃業でしょう。
※関連記事↓
大河『べらぼう』平賀源内と言えば発明品「エレキテル」…で、エレキテルって何?その仕組みや由来を紹介
江戸時代を代表する発明家と言えば、多くの方が平賀源内(ひらが げんない)を思い浮かべるのではないでしょうか。そして平賀源内の発明品と言えば、エレキテルを思い浮かべることと思われます。エ…
これも弥七の野郎が図面を盗んで粗悪品をばらまいたせいだ……平賀源内(安田顕)はそう言いますが、松葉屋のそれは源内先生が……いや、今は黙っておいた方が賢明です。
第15回放送「死を招く手袋」
蔦重(横浜流星)は独立して自分の店『耕書堂』を構えた。そんな時、市中で様子のおかしい平賀源内(安田顕)に会う。一方、家基(奥智哉)が鷹狩りの最中に突然倒れる…。
※NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。
瀬以がいなくなっても夢を追い続ける蔦重は、いよいよ自分の店を構えました。新たな門出の矢先、あちこちで不穏な気配が立ち込めているようです。
瀬以との決定的な別れによって新展開を迎えるであろう大河べらぼう、来週から気を確かに見守って行きましょう!