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不気味すぎる…赤い着物のおかっぱ禿たちが都を監視!平清盛が放った子どものスパイ集団の実態【前編】

不気味すぎる…赤い着物のおかっぱ禿たちが都を監視!平清盛が放った子どものスパイ集団の実態【前編】:3ページ目

誰も悪口をいわないはスパイに監視されていたから…

『平家物語』の「禿髪」の章によると、どんなに優れた賢王や摂政関白の政治であっても、何かにつけて世間の人は批難したりするものだが、出家した清盛政権が最盛期だったころには、だれも平家を軽んじたり批判をするようなことは口にしなかった……とあります。

よほど、皆、清盛を敬い政権に満足していたのだろうと思いきや、実はその真逆でした。

誰も平家の悪口をいわなかったのは、清盛は300人もの子どものスパイを都に放ち、いろいろなところに潜入させて「誰か、悪口を言ってるものはいないか」を探らせていたから……という驚きの理由があったのです。

「六波羅殿の禿」と呼ばれ、都の人どころか宮中の役人でさえ恐れていたという子どもたち。想像しただけでも、ぞっとします。

どんな子どもたちだったのか……

【後編】に続きます。【後編】の記事はこちらから

赤い着物のおかっぱ禿たちが都を監視!平清盛が放った不気味な子どもスパイ集団の実態【後編】

猛々しく強引で自信満々の激情家というイメージが強い平清盛ですが、その辣腕ぶりが決して都のすべての人々に歓迎されているわけではないことを察していたのでしょうか。幼い子どもを集め、スパイとして京の…
 

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