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「七日関白」と呼ばれた藤原道長の兄・藤原道兼(ふじわらのみちかね)とは?

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『栄花物語』では散々の言われよう……

写真のなかったこの時代、人々の見た目を知ることは難しいです。しかし、平安時代の歴史物語である『栄花物語』には、藤原道兼についての記述がみられます。それは、「御顔色悪しう毛ぶかく、事の外に見にくくおはする」というもの。簡単に現代語訳すると、「顔色は悪く、毛深く、醜い」といったものでしょうか。性格についても、好感が持てないと言われてしまっています。

ただし、平安時代後期の歴史物語『大鏡』には、藤原実資が体調の悪そうな道兼を見て、「いかでかは、御色も違ひて、きららかにおはする人とも覚えず(どうしてか、お顔の色も違っていて、きらきらして美しい人とは思えない)」という記述が残っています。いつもと違って輝いていない、ということですので、こちらからは普段の良い印象がうかがえますね。

いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです!

 

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