秋も癒しスポット!北鎌倉のあじさい寺「明月院」に紫陽花が多い意外な理由とは?:2ページ目
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人気のあじさいを植えた理由は、意外なことだった!?
「あじさい寺」と呼ばれる明月院ですが、そもそもこのお寺が「あじさい」で知られるようになったきっかけは何だったのでしょうか?
それは第二次世界大戦後のこと。
お寺の参道に杭を打って整備をしようとしていたのですが、戦後だったこともあり物資不足で杭が足りず、おまけ人手も足りませんでした。そこで杭の代わりに、あじさいが植えられたのです。
ちなみに、数ある花をつける植物の中であじさいが選ばれた理由は「手入れが楽だから」だったのだとか。
あじさいの名寺誕生のきっかけは、意外なことだったのですね。
1年中花が楽しめる!癒しの空間
さて、あじさいの見頃の季節は大変混雑するこのお寺ですが、筆者が訪れた11月初旬は参拝客もそれほど多くはなく、癒しスポットをゆったりと散策できます。
あじさいのシーズンには満開の花でいっぱいの参道も、秋にはぽつり、ぽつりと小さなあじさいがあるだけ。
その代わりこの季節には、紅葉やススキ、萩などの秋の草花や、鎌倉市の花である笹竜胆(ささりんどう)などが楽しめます。
冬になれば、椿や梅、ロウバイ、クリスマスローズなどの冬の花も見られるようになります。
また境内には、巨大な石に根を張って成長したという、いわば「ど根性モミジ」も見られます。
季節を問わず、落ち着いた雰囲気と草花に癒されたいあなたは、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
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