なんとコレお菓子!食べられる材料のみで作られた工芸菓子の展覧会が開催
日本最大級のお菓子の祭典「全国菓子大博覧会」の「お伊勢さん菓子博2017」で、名誉総裁賞を受賞した職人による工芸菓子を間近で観覧できる展覧会「お菓子でつくる彩色の美 世界の花と鳥展」が始まります。
工芸菓子なので、食べられる材料で作られているんです。
これはスゴい。私が想像していたものを軽く超えてきました。
工芸菓子は、その歴史が江戸時代に大奥で鑑賞された「献上菓子」にはじまり、主に、砂糖・米粉・白あんを使って作られる、観賞用のお菓子。展示される作品お菓子の材料のみで作られた彩色豊かな南国の鳥類や植物などで、クオリティの高さに驚かされます。
今回、展覧会を開催するのは、源 吉兆庵。2017年11月にはハワイにある源 吉兆庵の店内で、現地の鳥や植物を表現した工芸菓子を展示したところとても好評だったために、本展の開催を決定。
今まで表現してきた日本の花や鳥、四季折々の情緒ある景色だけでなく、ハワイを中心とした南国の花や生き物も広く紹介されることになっています。展示点数は植物 約25種、鳥 約10種(22羽)。
日本の伝統的なお菓子づくりというと、自ずと日本文化や日本の四季に関連したものがモチーフになることが多いですが、このようにインコなどが工芸菓子で再現されるのはなかなか面白いですね。
日本文化を海外に伝える際、現地の人たちが馴染み深いものを通して伝えるというのはひとつの方法かもしれませんね。
展覧会「お菓子でつくる彩色の美 世界の花と鳥展」は9月14日(金)~9月28日(金)の期間、宗家 源 吉兆庵 銀座本店で開催されます。