
山王祭、大津祭、船幸祭。滋賀県・大津の「湖国三大祭」について知ろう!:2ページ目
2ページ目: 1 2
文化財としての価値も大!大津祭
大津祭は、13基ある曳山が魅力のお祭りです。10月第2日曜とその前の土曜日に天孫神社(曳山は天孫神社~寺町通り)で行われます。
大津の商人の塩屋治兵衛が狸の面を付けて踊ったことをきっかけにはじまったお祭りだと言われています。江戸時代の寛永年間には、曳山が制作されていたようです。からくり人形が人々を楽しませますが、能などに見られる故事を題材にしていることから、「動く文化財」とも評されています。
夏の終わりの幻想的なお祭り・船幸祭
船幸祭は、毎年8月17日に水上で行われるお祭りです。平安時代までさかのぼります。日本武尊が東国にて船団を率い海路を渡った故事にちなんだお祭りです。ただし、お祭り時代がはじまったのは近代で、大正4年(1915)に記念事業として始められました。
瀬田川を神輿を載せた船が巡行します。最後には、かがり火や松明のあかりで彩られた船が水面に映し出され、夜空には約1,000発の花火が上がり、クライマックスを迎えます。
いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです!
ページ: 1 2