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大河ドラマ「どうする家康」史実をもとにライター角田晶生が振り返る 竹千代はいかにして徳川家康となったのか?名前の変遷をまとめて紹介!【どうする家康】

竹千代はいかにして徳川家康となったのか?名前の変遷をまとめて紹介!【どうする家康】

徳川家康(24ごろ~死去74歳)

家康が徳川に改姓したのは永禄9年(1566年)ごろ。朝廷より三河守に任じられる都合上、藤原氏の流れをくむ徳川(得川)を称したと言います(諸説あり)。

この努力(改竄?)が功を奏して同年12月29日、朝廷より三河守を叙任され、名実ともに三河一国の主となったのでした。

終わりに

そして元和2年(1616年)4月17日、駿府城で波乱の生涯に幕を下ろした家康。その英霊は神とあがめられ、翌元和3年(1617年)2月21日に朝廷から東照大権現の神号を賜わります。

……御無からは其夜久能山におさめまいらせ給ひ神とあがめ奉る。あくる三年二月廿一日   内より   東照大権現の   勅號まいらせられ……

※『東照宮御實紀』巻十「東照宮號宣下」

これがいわゆる「神の君(東照神君)」。家康は武門の棟梁として、東国を照らす神と祀られたのでした。

今はまだまだ頼りない感じの元康が、神の君となるまでには多くのドラマが待っています。

「どうする家康」、松本潤が演じるこれからの成長が楽しみですね!

※参考文献:

  • 経済雑誌社『徳川実紀 第壹編』国立国会図書館デジタルコレクション
  • 小和田哲男『詳細図説家康記』新人物往来社、2010年3月
  • 二木謙一『徳川家康』ちくま新書、1998年1月

トップ画像: 大河ドラマ「どうする家康」公式ページより

 

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