巨漢力士って自分でお尻拭けるの?気になるけどなかなか聞けない力士のトイレ事情:2ページ目
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力士は身体能力が高いんです
たとえば、力士が入門してまず習得しなければならないのが「股割り」「四股」「蹲踞(そんきょ)」などの基本動作です。
力士は前相撲から横綱までみんな何気なく行っているように見えるこれらの動作ですが、実際に私たちがやってみると、きちんと行うのは意外にも難しいことに気づくでしょう。
力士は巨体でも、「股関節を180度開いて腰を下ろしキープする」という一般人なら太ももがプルプルしてしまうような動作が、難なくできるのです。
最近では「四股エクササイズ」「蹲踞ポーズで美脚と美尻をつくる!」など、相撲の基本動作が健康やボディラインのためのエクササイズとして注目されることもあります。(参考)
現役時代は体重200キロを超える巨体で注目された元大関のKONISHIKIさんも「お尻は自分で拭くことができる」と言っていたそうです。確かにそれだけの身体能力と柔軟性があれば、「自分のお尻が拭けない!」ということはあり得ないでしょう。
「巨漢力士は付き人にお尻を拭かせている」というのは、どうやら都市伝説だったようですね。
「力士サイズ」のトイレはある!
ちなみに巨漢力士は、お尻を拭くことは問題なくても、トイレのサイズが物理的に小さいという問題には直面するようです。先述のKONISHIKIさんは飛行機内で、羽織や下着を脱いでパンツ一丁でトイレに入ったことがあったといいます。
そんなこともあり、両国国技館の建設の際には力士たちの支度部屋のトイレに、通常の便器より幅5cm・長さ7cm・高さ2cmほど大きくて便座も厚く頑丈な「力士用便器」が設置されました。
TOTO社製のこのビッグサイズの便器は、北九州のTOTOミュージアムで実際に見ることができますので、興味のある方は足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
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