大河ドラマ「光る君へ」1月14日放送の疑問点や重要トピックを振り返り!6年ぶりに再会した二人。しかし…:6ページ目
右兵衛権佐(道長)と梅壺女御(詮子)
「右兵衛権佐(うひょうゑごんのすけ)殿、梅壺女御(うめつぼのにょうご)様がお呼びです」
永観2年(984年)2月1日、道長は侍従から右兵衛権佐に転任しました。
この右兵衛権佐とは内裏を警固する兵衛府の次官(すけ)で、定員外を意味する権(ごん。権官)が付されています。
ちなみにこの官職は、後世の源頼朝(佐殿)と同じ。別に珍しくもないのですが、一昨年の作品とかぶっていて「おっ」と思った視聴者は少なくなかったのではないでしょうか。
また梅壺女御とは、大内裏の梅壺という御殿があり、詮子はそこに住んでいたのでした。
ちなみに梅壺女御と呼ばれる女性は紫式部『源氏物語』にも登場しており、秋好中宮(あきこのむのちゅうぐう)とも親しまれます。
こういう『源氏物語』ネタをちょくちょく入れてくるので、どこまで拾い切れるか注目していきたいですね。
(広盛)また姉上のお呼びか?
※劇中の字幕より
道長の同僚と思しきこの男性(馬庭良介)、今後も出てくるのか、こちらもちょっと注目しています。