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大河ドラマ「光る君へ」1月14日放送の疑問点や重要トピックを振り返り!6年ぶりに再会した二人。しかし…

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まひろの裳着(成人儀式)について

物語の冒頭で、まひろが成人の儀式を行っていました。これを裳着(もぎ)と言って、初潮を迎えた10代前半から半ばの女性が、成人した証として裳(も。十二単の一つで袴のようなもの)を着せてもらいます。

裳の腰ひもを結んだら髪を結い上げ、鉄漿(おはぐろ)をつけて眉を剃り(又は抜き)、白粉を塗って殿上眉と呼ばれる眉を描きました。いわゆる「麿(まろ)メイク」です。

裳着を着せる役を腰結(こしゆい)と言い、また鉄漿をつける(又はそれを見届ける)役を鉄漿親(かねおや、かねつけおや)と言いました。

劇中では(演者以外)何も変わっていないように見えましたが、これをリアルにやるとインパクトが強すぎると判断したのかも知れませんね。

裳着をすませると一人前の女性として結婚などの権利(行使するのは親や一族)が認められ、白い小袖と緋(ひ)色の袴を着用しました。

何でも好きなものを着られた訳ではないのですね。

3ページ目 藤原兼家と藤原頼忠の対立、そして円融天皇の譲位

 

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