大河ドラマ「光る君へ」1月14日放送の疑問点や重要トピックを振り返り!6年ぶりに再会した二人。しかし…:3ページ目
藤原兼家と藤原頼忠の対立、そして円融天皇の譲位
円融天皇へそれぞれ娘を入内させ、政治抗争を続けていた藤原兼家と藤原頼忠(橋爪淳)。劇中では洛中の犯罪取り締まりについて議論していましたね。
検非違使を増員すべきとする頼忠に対して、増員よりも褒賞でやる気を出させることを提言した兼家。同席していた藤原実資(秋山竜次)も好きではないが、兼家に同意する旨をこぼしています。
兼家の娘である藤原詮子(吉田羊)は皇子である懐仁親王(石塚陸翔)を生んでいますが、円融天皇の寵愛は頼忠の娘・藤原遵子(中村静香)に。こちらは子供がいないため「素腹の后」などと陰口されていました。
酷すぎる!だけど…内裏へ送り込まれた藤原遵子(中村静香)に向けられた心ない侮辱とは【光る君へ】
平安時代、華やかな宮中では熾烈な政治抗争が繰り広げられていました。貴族たちはこぞって娘を入内させようと必死だったそうです。入内とは、娘を内裏へ入れること、すなわち天皇陛下に嫁がせること。…
円融天皇としては、兼家の台頭を抑えたいため、その娘である詮子を寵愛する訳にはいきません。しかし寵愛している遵子の父である頼忠の政治手腕は今一つ。そんな悩ましい状況です。
膠着状態を打開するため、兼家は詮子と懐仁親王を自邸(東三条殿)に引き取り、出仕をやめてしまいました。
兼家の台頭は抑えたいけど、いないと政治が混乱してしまう。円融天皇はしばらく意地を張り続けていましたが、ついに兼家の要求に屈して譲位を決断します。
円融天皇は、自分の子である懐仁親王を皇太子(次代候補)に立てることを条件に師貞親王へ皇位を譲ったのでした。