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大河ドラマ「どうする家康」史実をもとにライター角田晶生が振り返る 松平信康、いよいよ初陣!武田勝頼との戦い、大河ドラマ「どうする家康」ではどう描かれる?

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信玄さえいなくなれば、もう怖くない?

「「我らも負けてはおれぬわい!」」

……やがて酒井忠次。平岩七之助親吉を大将にて遠江国天方。三河の国可久輪。鳳来寺。六笠。一宮等の城々責おとす。信玄がうせしよりはや武田が兵勢よはりて。六か所の城々一時に攻ぬかれたりと世にも謳歌したりける。……

※『東照宮御實紀』元亀三年-天正二年「信康初陣」

さっそく出撃した両将は、遠江国の天方城(あまがたじょう)をはじめ、三河国の可久輪城(かくわじょう)・鳳来寺城(ほうらいじじょう)・六笠城(むかさじょう)・一宮城(いちのみやじょう)など6城をたちまち落としてしまいました。

「やはり信玄が死んだという噂は、誠だったようじゃな!」

「もはや甲斐には猫しかおらなんだわ!」

……なんて笑い合ったかはともかく、信玄に奪われた城を徐々に取り戻していったようです。

しかし勝頼もただやられっぱなしではなく、一発逆転を図って岡崎城の乗っ取りを企みます。

調略のターゲットとされたのは大岡弥四郎(演:毎熊克哉。大賀弥四郎)。勝頼と内通した弥四郎は、信康と瀬名(演:有村架純。築山殿)に狙いを定めるのでした。

終わりに

以上『徳川実紀』の記述をたどってみましたが、大河ドラマでは大きくアレンジされるようです。あまりにイージーモードだと盛り上がりませんからね。

果たして岡崎城を守る信康たちは無事なのでしょうか(まぁ無事なのですが)。次回も目が離せません!

※参考文献:

  • 『徳川実紀 第壹編』国立国会図書館デジタルコレクション
 

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