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神社の原型は古代ユダヤ人から?神社の「鳥居」実は語源も起源も定かになっていない謎

神社の原型は古代ユダヤ人から?神社の「鳥居」実は語源も起源も定かになっていない謎

鳥居は神社の象徴ですね。むしろ社殿がなくても、そこに鳥居があれば神様を祀る場所だということがわかります。中には、山や岩など自然物を御神体としてお祀りし、神様の御存在を現すものとしてその前に鳥居が立てられている神社もあります。

しかし、鳥居がいつから神社で用いられているのか、また鳥居と呼ぶのかは何故なのかはわかっていないんです。

古くは於不葦御門(うへふかずのみかど)と呼んだ

奈良時代は屋根のない門という意味の「於不葦御門(うへふかずのみかど)」(皇太神宮儀式帳)といって神社建築の門の一種とされており、平安時代には「鳥居」と称され現在の形が確立したといわれています。

鳥居の形の代表的なものとしては、鳥居上部の横柱が一直線になっている「神明鳥居」と、この横柱の両端が上向きに反っている「明神鳥居」があります。このほか、明神鳥居の横柱上部に合掌形の破風のついた「山王鳥居」や、また朱塗りの「稲荷鳥居」など特徴的なものがあります。

天照大神を誘い出した鶏、インド由来…諸説あるが決定打なし

・天照大御神が天の岩屋に隠れた際に、八百万の神々が鶏を鳴かせて岩戸から誘い出そうとしました。そのときに止まり木を置いて鳴かせたのが「常世の長鳴鳥(とこよのながなきどり)」で、その止まり木が起源であるとする説。

・神話や古墳の壁画などから、古代の日本人は死者の霊が鳥の姿になるという考えもあるため、鳥居はそうした霊魂をとどめるためという説。また、筑波山にも伝説が残りますが、神話では一羽のセキレイがイザナギとイザナミに生殖方法を授けたとされています。日本神話で最初に登場する生き物であるため、止まり木として鳥居が作られた。

中国の「華表」に由来という説。伝統建築様式に用いられる標柱で、宮殿や陵墓へ続く参道の入り口両側に置かれました。

インド仏教寺院やヒンズー教寺院の門、トーラナ由来説。仏教伝来の際に、鳥居となったと考える説です。

筆者は形としてはトーラナが凄く似ていると感じました。ただ仏教伝来よりも前に鳥居の原型があったとすれば、鳥を神聖視する神話に日本人の心が反映されている気がしました。しかし、なぜ鳥居の形になったのか?の答えにはなっていませんね。

2ページ目 神社の原型は古代ユダヤ人がもたらした?

 

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