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源頼朝に”ぞっこん”な北条政子…ところで「ぞっこん」て何?語源や意味を紹介:2ページ目
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心の底根から、恋愛的なニュアンスに変化
ぞっこん、の語源には諸説あるようですが、有力な一つが漢字で「底根」と表記するもの。
元は「そここん」と読んだのが「(続く言葉が促音化して)そっこん」となり、やがて濁ったと考えられています。
(そもそも言葉の発生辞典から「そっこん」だったとする説もあるようです)
ソッコンヨリモウス
【意訳】心の底より(真心をもって)申し上げる……『日葡辞書』よりそっこんから燕せ(やすんぜ。安んぜ)らるるぞ
【意訳】心の底から安心したぞ……『両足院本 毛詩抄』より人には云い勝ともそっこん心には服せざるなり
【意訳】人を言い負かしても、相手は心から従うわけではない……『古活字本 荘子抄』より
最初は「心(心根)の底」を意味していた「そっこん」が「ぞっこん」となり、恋愛的な意味で「心から惚れ込んでしまう様子」の枕詞ようになっていきました。
滝川に属懇(ぞくこん)惚れた角左衛門が……歌舞伎「侠客五雁金」より
其のぞっこんであった男が……泉鏡花『婦系図』より
恐らく属懇は当て字でしょうが、懇ろに属するとは、実に言い得て妙ですね。
ほかにも「卒根(そっこん)」という当て字もあるようで、卒は「にわかに」「おわる」など意味があるので、一目惚れや、思いが高まり果てて精根が終わり、卒倒してしまったかのニュアンスも感じられますね。
終わりに
さて、頼朝公にぞっこんな北条政子、そして”りく”にぞっこんな北条時政。父娘揃って序盤から飛ばしていますが、それぞれの恋愛模様はどのように発展していくのでしょうか。
主人公・義時の活躍ともども、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」次回放送が楽しみですね!
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