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"おもてなし"は江戸の商人から健在!おっと、日影町だけはご用心?
日本のこころ、おもてなし
外国と日本で大きく違うものといえば、お店の人の接客態度です。「お客様は神様」という精神が根付いた接客は、日本特有ですよね。お客を敬う態度は江戸の商人に、すでに健在だったとか。すべての商品が表示価格で買えるので、値切ったり、価格交渉する風景もないのです。お店の人の言葉遣いは丁寧で親切、安心して買い物ができたのが江戸でした。
油断は禁物、要注意のエリアもありました!
買い物天国だった江戸で唯一の要注意地域は、勤番侍が集まる日影町のあたりの土産物屋です。芝口橋(現在の新橋のあたり)の南・芝口3丁目から宇田川町にかけての西裏側の新道は、当時日影町と呼ばれていました。日当たりが悪いこの道には、武具やカミソリ、刀剣、書物などいろんなものが並べられており、中には偽物や不良品もあったそうです。「え!この値段で?」と言いたくなるほど高いものもあり、油断したら大変。痛い目にあいます。
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