雨夜の品定め「女こそ、家柄が大事だ」…大河ドラマ「光る君へ」2月18日放送の重要トピック振り返り:2ページ目
忯子を皇后に?居並ぶ群臣の答えは
花山天皇は亡き忯子に皇后の称号を贈ろうと、群臣に図りました。が、結果は否決。
兼家は「先例があればよろしいかと」と言っていましたが、要するに「先例があるなら出してみろ」と言っているに過ぎません。
もうみんな花山天皇に見切りをつけて、藤原義懐に否(ノー)を突きつけたのです。
ちなみに、当時の重臣たちは以下の顔ぶれとなっています。
【花山天皇時代の重臣一蘭】
関白・太政大臣:藤原頼忠
左大臣:源雅信
右大臣:藤原兼家
内大臣:空席
大納言:藤原為光・源重信
権大納言:藤原朝光(あさみつ)・藤原済時(さだとき)
中納言:藤原文範・源重光
権中納言:藤原顕光・源保光
参議:藤原為輔・藤原義懐・源忠清・藤原公季(きんすえ)・大江斉光(ただみつ)・藤原佐理(すけまさ)・源伊陟(これただ)・藤原時光
……何ともまぁ、みんな藤原か源ばかりですね。1人だけ大江がいました。
全19人中12人が藤原、6人が源。いかに藤原氏が隆盛を誇っていたかがよく分かります。そして、その中で頂点を競うのかも。
並居る強敵たちをなぎ倒し、道長が権力の頂点を極めるのは、もう少し先のお話しです。