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「どうする家康」夢破れて瀬名が逝く。第25回放送「はるかに遠い夢」振り返り:6ページ目
その他ツッコミこまごま
勝頼を見限り、どこへとも去っていく望月千代(演:古川琴音)。穴山梅雪(演:田辺誠一)が「どこへ行く」と訊いているのですから、ウソでもいいから行き先くらい言いなさい。
瀬名も信康も、家康の指示に従う気がないなら、その場で議論を尽くしなさい。いざ計画が進んでから駄々をこねられると、現場が迷惑するのです。
いますよね、こういう「トップの意向に背いて、部下を困らせるお偉いさん」って。私事で恐縮ながら、当時のうんざり感を思い出しました。あなたのワガママで、こっちが怒られるんですよ。
一方、瀬名が斬られてムシャクシャした信長が、八つ当たりで佐久間信盛(演:立川談春)を追放していました。
信盛の追放は翌天正8年(1580年)ですが、物語(演者の都合?)的にこのままフェイドアウトするのでしょう。
信盛を糾弾する十九条の折檻状も興味深いのですが、けっこう長いため今回は割愛します。視聴者の皆さんは「家康に威張り散らしていた佐久間ざまぁ」とか思うのでしょうか。
それより、家康もバッチリ関与している「築山の謀(東国ユートピア計画)」について、家康を実質不問に処する信長が解りません。
史料に基づくならば家康は首謀者ではないし、せいぜい監督不行届くらいで済ませられるでしょうが、今回のストーリーでは謀議の最高責任者。
これを罰しなければ、家中に示しがつきません。いくら「俺の白兎」が可愛いとは言え、家臣にした以上はしっかり躾けなければいけません。
そんな甘々だから、松永久秀(まつなが ひさひで)とか荒木村重(あらき むらしげ)らに裏切られまくるのです。
……ま、こんなモンにしておきましょう。
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