神宮、大社、八幡宮…神社の呼称はいろいろあるけど、どんな違いがあるの?:2ページ目
神宮も大社も24社
ちなみに現在、「神宮」「大社」は全国に24社ずつしかありません。格の高さを感じますね。ちなみに24の神宮は下記の通りです。
〈神宮〉
・伊勢神宮(三重県)
・霧島神宮(鹿児島県)
・鹿児島神宮(鹿児島県)
・鵜戸神宮(宮崎県)
・英彦山神宮(福岡県)
・橿原神宮(奈良県)
・宮崎神宮(宮崎県)
・氣比神宮(福井県)
・宇佐神宮(大分県)
・近江神宮(滋賀県)
・白峯神宮(京都府)
・平安神宮(京都府)
・赤間神宮(山口県)
・水無瀬神宮(大阪府)
・吉野神宮(奈良県)
・北海道神宮(北海道)
・明治神宮(東京都)
・熱田神宮(愛知県)
・石上神宮(奈良県)
・國懸神宮(和歌山県)
・日前神宮(和歌山県)
・鹿島神宮(茨城県)
・香取神宮(千葉県)
伊勢神宮は別格
伊勢神宮は皇室のご祖先である天照大御神を祀る、日本の神社を全て統べる最高位の神社で、社格の対象外とされています。
正式には地名がつかず「神宮」とのみ呼びますが、他の神宮と区別するため通称でお伊勢さん、伊勢神宮などと呼ばれます。
伊勢神宮の大宮司は天皇陛下のご裁可と勅裁により任命されます。明治維新前までは公家の藤波家が祭主を世襲していましたが、維新後に世襲制度が廃止されると皇族や旧公家・華族から任命されるようになりました。