
大河『べらぼう』身請け後にいったい何が!?四代目瀬川が自害した真相と彼女の人物像に迫る【後編】:3ページ目
終わりに
今回は非業の死を遂げた四代目瀬川について、自害の真相と人物像に迫ってみました。
四代目瀬川・自害の動機は?
- 遊女上がりと辱められた?
- 間夫を想って遠隔心中した?
- その他
四代目瀬川の人物像は?
- 白芙蓉に喩えられる儚げな美女
- 多芸多才の持ち主
- 風雅の嗜みに富んでいた
古くから佳人薄命とはよく言ったもので、四代目瀬川はまさにそんな女性だったようです。
しかし五代目瀬川はそんなジンクスを破り、鳥山検校とは何だかんだあったものの、三度目の結婚生活で穏やかな余生を迎えたのでした。
果たして五代目瀬川の再登場はあるのでしょうか?再び小芝風花の名演に期待しましょう!
※参考文献:
- 内藤耻叟ら標註『近古文芸温知叢書 第10編』国立国会図書館デジタルコレクション
- 三田村玄龍『鳶魚劇談』春陽堂、1925年9月
- 三田村鳶魚『江戸の人物 史実と芝居と』青蛙房、1956年3月