縄文古墳か?はたまた祭祀場か?謎が多すぎる日本のピラミッドを紹介!:3ページ目
巨大な石柱がある葦嶽山
広島県にあり標高815メートル。美しい三角錐型の山容が特徴です。
中腹部から山頂付近にかけ人工的に積み上げたような形跡があり、古くは神武天皇陵とも伝えられています。
昭和9年にピラミッド研究家の酒井勝軍が調査し、葦嶽山は世界最古のピラミッド本殿で、北側の鬼叫山が拝殿だと発表。
真偽のほどはわかりませんが、その巨岩奇岩には目を見張る物があり、どこかスフィンクスを思わせる加工をされた岩も。
葦嶽山には鷹岩・天狗岩・鳥帽子岩、鬼叫山には鏡岩・方位石・ドルメン(供物台)・神武岩など名前のついている岩がたくさんあります。
1914年頃「神武天皇の宝が埋まっている」と噂が流れ村人が大挙して押し寄せ石を倒したり破壊したりしたため、奇岩の一部は原型を留めていません。
ちなみに神武天皇は、日本の初代天皇。
山の麓近くには、510年に創建という蘇羅比古神社(そらひこじんじゃ)があり、祭神は神武天皇の祖父「天津日高日子穗穗手見命(ホオリノミコト)」ですので、関連性がありそうです。
神武天皇陵かはともかくとして、長い年月畏敬の対象であったことは確かだと思われます。近隣は古墳時代の住居趾や数十基の横穴式石室墳が散在していますので、古代の祭祀場だったのかもしれません。