まさに日本版ハロウィン!百鬼夜行な仮装行列が京都国際マンガミュージアムで開催
もうすぐ節分。豆まきの他にも、古来より日本各地で行われていた『節分おばけ』という風習をご存知でしょうか。
『節分おばけ』とは、節分の日に仮装して鬼を化かす異装儀式で、京都では江戸時代から昭和初期にかけて盛んに行われ、現在も祇園や大阪北新地、吉原などでその風習が残っています。仮装して行列するとは、まるでハロウィーン・パレードのよう。
昔から、年の分かれ目である節分には邪気が入り込みやすいとされ、百鬼夜行を見た話が説話や絵巻物などで伝えられています。そこで、妖怪に造詣の深い荒俣宏氏が館長を務める京都国際マンガミュージアムで、「節分おばけ☆仮装百鬼夜行」と題した仮装パレードが、節分の日に行われることとなりました。京都の街を、リアル百鬼夜行が練り歩きます。
イベント当日は、京都国際マンガミュージアムと元離宮二条城間約1kmほどの道のりを参加者が仮装してパレード。荒俣館長もパレードに参加とのことですが、館長も仮装されるんでしょうか。
パレードの終了後には、完成度やオリジナリティーなどの観点から、荒俣宏館長から数名の方に「節分おばけ賞」が与えられます。妖怪が跋扈する京都の名所は、なかなかの見ものとなるのではないでしょうか。
本イベントは事前申込制となっていますので、参加には電子メールにて申込締切の2018年2月2日(金)午後5時までにエントリーが必要です。詳しくは京都国際マンガミュージアムのイベント詳細ページからご確認下さい。
節分は旧暦で新年が始まる立春の前日で、大晦日にあたる大事な日とされてきました。季節の分かれ目であるこの日は邪気が入りやすいと考えられ、いろいろな邪気を祓う行事が行われてきました。現代では、豆まきをして年齢の数だけ豆を食べたり、柊鰯を飾って厄除けをします。
もとはローカル行事だった大阪発祥の恵方巻は、今では全国的なものとなっています。節分おばけも、これから全国的に広まって、定着していくかもしれませんね。
荒俣宏館長の節分おばけ☆仮装百鬼夜行 | 京都国際マンガミュージアム