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「どうする家康」二条城の会見、鐘銘事件、残念な秀忠を深掘り!第45回「二人のプリンス」振り返り:2ページ目
妻と悠々自適?今川氏真の晩年
かつて駿河・遠江・三河の三国を領しながら、家康の離反や武田信玄(阿部寛)の侵攻を受けて滅亡した今川氏真。
一度は舅である北条氏康の元へ逃げ込んだものの、氏康が死んで北条氏政(駿河太郎)の代になると肩身が狭くなって家康の軍門に屈しました。
その後、家康の庇護下で悠々自適の暮らしを送っており、しばしば家康と会っていたと言います。
※氏真の晩年についてまとめた記事はこちら。
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家は滅亡しても、愛する妻と幸せに暮らす元「プリンス」氏真と、王道を目指しながら覇道を突き進む元「プリンス」家康。果たしてどっちがよかったのかは、知る由もありません。
「弱音を吐きたくなったら、全部わしが聞いてやる。弟よ」
そう言って、優しく家康を抱擁する氏真。これまで辛かった神の君は、心を許して涙しました。
ただ、視聴者として思うのは「今、これに時間を割く余裕はあるの?」これに尽きます。
今までずっと出てこなかった氏真がいいことを言うためだけに現れるパターンって、かつて秀吉を諌めた足利義昭(古田新太)と似ていますね。
豊臣との決戦が迫る中、風雲急を告げる緊迫感が削がれてしまうのはちょっと頂けません。
ちなみに氏真はこの慶長19年(1615年)12月28日に亡くなりました。
正室の糸(志田未来。早川殿)は前年に亡くなっているため、劇中のセリフで「妻」と言及しているのは別の女性を指しているものと思われます(家康と氏真が会っていた場面は、確か慶長19年でしたよね?)。
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