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江戸時代のレンタル屋はなんと「ふんどし」も貸していた!質屋では汚れたふんどしで金借りOK:3ページ目
世の中が落ち着いて、花見や芝居見物などに人々が着飾っていくようになると、レンタル専門の損料屋が、登場しました。元禄の頃のことになります。
江戸の町人は、現代人の我々がレンタルブティックに行くのと同じような感覚で損料屋に行き、自分の好みの着物や帯を選んで、お洒落を楽しんでいたのでしょう。
風呂屋が衣装を貸し出したケースもあるようで、こちらは 文化・文政の頃。四谷大木戸にあった湯屋は、新宿の遊興街をバックに控え、客の中には遊びに行く前に一風呂浴びて、という男たちも多かったようです。
そして、「遊びにいくのに身分が知られては、都合の悪い」という侍や僧侶、医者などが、町人風の衣装を貸してくれということもあったようです。
こうして次第に、返送用の着物の貸し付けを行っていたところも現れたようです。まさに、ふんどしから変装用まで、江戸時代のレンタル屋の百花繚乱でした。
参考:雑学総研『大人の教養 博識雑学2000』(2022 KADOKAWA)
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