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昭和の歴史・文化とマンガ・アニメ文化の継承拠点「トキワ荘通り昭和レトロ館」がオープン

昭和の歴史・文化とマンガ・アニメ文化の継承拠点「トキワ荘通り昭和レトロ館」がオープン

昭和20年代に建てられた東京都豊島区にある戦後マーケット味楽百貨店に「トキワ荘通り昭和レトロ館(豊島区立昭和歴史文化記念館)」がオープンしました。

味楽百貨店は、南長崎地域に今日まで残る、昭和20年代に建てられた戦後マーケット(戦後復興期以降に現れた複数の店舗で構成される低層の商業施設)です。戦後マーケットの建物が姿を消していく中、味楽百貨店は当時の様子をよく残して現存する、貴重な歴史的な建造物です。

昭和の歴史・文化を次世代に継承するとともに、地域文化の発展及び地域の活性化に寄与することを目的として、味楽百貨店に「トキワ荘通り昭和レトロ館」をオープン。

オープンを記念して、2階では、特別企画展「タイムトリップ 豊島区の90年」と題し、昭和・平成の時期に撮影された写真と現在の写真を比較展示し、豊島区関連年表とあわせてこの90年間を振り返ります。

そして、ジオラマ作家山本高樹氏によるジオラマ作品(人世横丁、神田川周辺)も展示。また、郷土史家の矢島勝昭氏による昭和の風景画を紹介する展示室、昭和40年頃のアパートの六畳一間を再現した展示室を設け、あらゆる世代に昭和を実感してもらえるような工夫が。

1階では、日本博の助成による「これも学習マンガだ!展~私たちをとりまくセカイとミライ~」を開催。マンガ・アニメを通じ、多様な価値観を学び、未来を想像するきっかけとなるような展示が行われます。第1期特集作品(12月18日まで)は、『ゴルゴ13』が展示されます。

豊島区で、古き良き昭和を感じてみてはいかがでしょうか?

 
 

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