昭和天皇の活動記録が記された「昭和天皇実録」が期間限定で本日から閲覧可能に
昭和天皇の活動記録を宮内庁によって24年以上の時間をかけて編集された「昭和天皇実録」が、本日2014年9月9日から11月30日まで公開中されることになりました。
昭和天皇実録は1万2000ページ余りにも及ぶ膨大な記録となっています。内容は新たに見つかった日記などを含む膨大な資料に基づく公式記録となっており、昭和天皇の生涯が詳細に記されています。
また、昭和46年に実現したアメリカ大統領との初めての会見の内容が明かされ、昭和天皇が沖縄返還などに対する感謝のことばを述べていたことが分かるなど、これまで知られていなかった昭和天皇の発言も記されています。
昭和天皇実録公開 激動の時代歩んだ生涯詳細に NHKニュース
戦争の開戦や終戦を決めた御前会議やGHQマッカーサー元帥との会見時の昭和天皇の発言された内容などが注目されていましたが、これまでにわかっている内容が大きく見直されるような記述はとくになかったそう。
「大正天皇実録」では多くの部分が黒塗りされおり「歴史への冒瀆」という声もあったという話もありますが、今回の昭和天皇実録では黒塗りは行わずに全文公開とのこと。
11月30日までの特別閲覧期間中は皇居内書陵部庁舎にて閲覧可能となっていますが、数年をかけて書籍としての出版が予定されています。
昭和天皇実録(写し)の特別閲覧の実施について
・実施時期
平成26年9月9日(火)から11月30日(日)まで
・実施場所
居内書陵部庁舎
・閲覧可能対象者
どなたでも閲覧可
詳しくは下記ページをご確認ください。
昭和天皇実録(写し)の特別閲覧の実施について – 宮内庁