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伝統的な染め技術を丁寧に解説!伝統色づくり解体新書「天然染料と衣服」が発売

伝統的な染め技術を丁寧に解説!伝統色づくり解体新書「天然染料と衣服」が発売

伝統的な染め技術の理解を深めたい方にぴったりな書籍が発売されました。

奈良時代以降の染めを再現、15色分を440枚以上の鮮やかなカラー写真で解説した『伝統色づくり解体新書「天然染料と衣服」 カラー写真で理解する染めの再現』を紹介します。

合成染料が発明されるまで当たり前のように使われていた「天然染料」は、おもに植物から抽出された染料です。その扱いは決して簡単ではありませんが、いまも残る数々の衣服を観察すると、当時の人々がその染料を使いこなし「穏やかで優しい色」だけでなく、「色あせない鮮やかな色」を表現していたことがわかります。

本書では、現存する貴重な衣服を写真とともに紹介し、さまざまな文献から当時の染めの技術を読み解きます。さらに後半では著者自ら染めを再現し、データを公開しながらその手順を解説しています。

15色分を440枚以上の写真で解説

ニホンアカネ、セイヨウアカネ、シルバーコチニール、アイの生葉、泥藍(どろあい)、アカニシからつくった染料、ハゼノキ、紅餅(べにもち)、ログウッドなど、さまざまな染料を使用した染め作業を解説しています。

また、各項目の前半は現存する衣服を写真とともに紹介し、さまざまな文献から当時の染めの技術や使われた材料を読み解きます。

後半の「再現作業の解説」では読み解いた内容を実践。染めの再現に挑戦しその内容を公開しています。

天然染料による染めの技術力の高さと素晴らしさを感じとることができる一冊になっているのではないでしょうか。

『伝統色づくり解体新書「天然染料と衣服」 カラー写真で理解する染めの再現』は2022年4月1日から書店で発売中です。価格は3,850円です。

 

伝統色づくり解体新書「天然染料と衣服」 カラー写真で理解する染めの再現 – amazon

 

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