人はなぜ悪に惹かれる?江戸の悪いヤツらが浮世絵で集結「江戸の悪 PART II」開催!
浮世絵専門の美術館「太田記念美術館」が2015年に開催し好評だった展覧会『江戸の「悪」』が、今年6月に「江戸の悪 PART II」と題し帰ってきます!
第1弾では『大海賊、侠客、悪女ストーカー、江戸の「悪い人」たちが大集合』というキャッチコピーで歴史好きのこころを鷲づかみにしましたが、第2弾の今回も、江戸時代の”悪い人”たちにフォーカスし、浮世絵作品が集結します。
ドラマや映画、漫画、アニメなどでは、悪役が主役を凌ぐほどの魅力を放つことが珍しくありませんが、江戸時代に生きた人々も同様に、悪役が魅力的に映ることがあったようです。
元禄赤穂事件はすぐに芝居にも移され、吉良上野介は稀代の悪人としてのイメージを定着し今に続いています。盗賊・ねずみ小僧に様々な逸話が残るのも、人々が悪人に魅せられた結果でもあるでしょう。
本展では、悪人を「 江戸の「悪い人」たち」、「悪の権力者たち」、「悪女と女伊達」、「恋と悪」、「善と悪のはざま」という様々なコーナーに分けて紹介。江戸時代の悪人に限らず、浮世絵に描かれた架空の悪人や江戸時代以前の悪人なども一挙紹介されます。
さまざまな悪人たちのイメージを、描かれた浮世絵から探る展覧会「江戸の悪 PART II」は2018年6月2日(土)~7月29日(日)の期間、太田記念美術館で開催されます。