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【豊臣兄弟!】「刀狩り令」はどこまで史実?町人を庇う秀長は脚色?秀吉が恐れた一揆と真の狙い

【豊臣兄弟!】「刀狩り令」はどこまで史実?町人を庇う秀長は脚色?秀吉が恐れた一揆と真の狙い:4ページ目

そして、史実としても百姓たちが提出した武器は、刀や脇差がほとんどで、槍や弓、鉄砲は農民の手元に残ったものが多かったといわれています。

ちなみに『豊臣兄弟!』では、商家に押し入った賊を町民たちが隠し持っていた武器で撃退したことについて、現場に駆け付けた秀長が彼らを咎めるどころか、城下に盗賊を入れてしまったことを詫びたという場面がありました。

それに対し、豊臣秀次(山田涼介)は秀長の対応があまりに甘いとして秀吉に報告していますが、それはドラマの演出であり史実とはまったく異なります。

秀吉の発した刀狩り令の原則は、諸国の百姓が刀・槍・鉄砲などの武器を持つことを厳しく禁じ、武器を蓄えて年貢の納入を拒み、一揆を企てて領主に反抗する者を処罰することでした。

ですから、田畑を守るための害獣駆除や、村の防犯・警備のために、一定の武器を所持することは公式に認められていたのです。

そのように考えると、刀狩り令は、農村に武器が残る状況をすべて解消するというよりも、百姓の武器所持を規制し、武士と農民の役割を分ける兵農分離を進める政策だったのです。

しかし、刀狩りが全国におよぶことで、農民が日常的に刀を差して歩くことは、次第に制限されていきました。

それは、武士と農民をはっきりと区別し、その後の身分制度を進めるための重要な法令であったのは確かだったといえるでしょう。

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