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大河「べらぼう」二大人気キャラ!輝きを増した癒しの「次郎兵衞兄さん」とずっと探され続けた「宝暦の色男」の魅力【前編】

大河「べらぼう」二大人気キャラ!輝きを増した癒しの「次郎兵衞兄さん」とずっと探され続けた「宝暦の色男」の魅力【前編】:2ページ目

ただの「のんびりだけじゃない!」と株を上げている兄さん

#俺たちの次郎兵衛こと次郎兵衛兄さんは、蔦屋重三郎の義理の兄です。吉原を代表する引手茶屋・駿河屋(高橋克実)の実の息子になります。

ドラマの中では、駿河屋は幼い蔦重を養子として迎えたので二人は義理の兄弟。次郎兵衛兄さんは、吉原に向かう手前の五十間道で小さな茶屋を営んでいるのですが、熱心に働く姿は見かけません。

店先でのんびりたばこをふかしていたり昼寝をしていたり、マイペース。自分の店だというのに蔦重に店番を言いつけられ、てんてこ舞いになり帰ってきた蔦重に「俺もう帰っていい? “働き過ぎて”おかしくなっちまいそう」とポッピン(ビードロ)を鳴らしながら帰っていく姿は、笑いを誘いました。

けれども、ただののんびりキャラなだけではありませんでした。飄々としているようにみながらも、物事や人間の本質を突いたり、何気ないひとことで蔦重の悩みを解決に導いたりなどのシーンが増え、「意外と賢く鋭い人なのだ」と株を上げています。

以前、蔦重が大きな決心をした時には、なぜか蔦重に近寄り、髷の部分をそ〜っと撫でるという仕草をして「なんすか急に!」「いやいや、やめてくだせえ、気味悪い!」蔦重に言われてしまいました。(と言いつつ、兄弟二人でワチャワチャして笑っている姿も「可愛い!」と評判になっていました)

蔦重という弟への愛が溢れてしまったのでしょう。全力で「兄」をしている次郎兵衛兄さんが「可愛すぎる」と絶賛されていました。ちょっと変わり者で飄々としていて遊んでばかりいるように見えるけれども、実の父親がその将来を嘱望している才気煥発な義理の弟に対して嫉妬や僻んだりせず意地悪もせず、ただただ見守っている兄さんの人柄の良さは、誰でもが惹かれることでしょう。確かに登場すると、ふわっと空気が和む感じが伝わってきます。

3ページ目 流行り物が大好きな兄さんが過去一輝いた「俄(にわか)祭り

 

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