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みんなの行き先、そして服部半蔵は?
みんなが動転しないよう、国替えのことは黙っていた家康。しかし本多正信(松山ケンイチ)の機転によって事前に通知、案の定猛り狂ったヤンチャ坊主たちを、見事にわからせてやった「兄ィ」大久保忠世(小手伸也)。
……もう皆さんアラフォー・アラフィフなんですから、いつまでもヤンキー漫画みたいな展開は……いえ、何でもないです殴らないで下さい。
ちなみに俗説では、秀吉が「一夜城」で家康と連れ小便をしている時にいきなり国替えを命じたと言います。これを「関東の連れ小便」と言うそうですが、せっかくエピソードを採用するなら、家康もつき合えばよかったのにと思いました。
ともあれ、家臣団と離れ離れになる神の君……と言うより今までだって、みんながみんな本拠地(岡崎⇒浜松⇒駿府)で一緒にいた訳ではありませんでした。皆さんそんなに暇じゃないのです。
今回の「国替え」に伴う配置転換だって、家康を守るために配置しているのですから、ちょっと今さら感は否めませんね。
さて、それではみんなの行き先をおさらいしていきましょう。
井伊直政(板垣李光人)⇒上野国箕輪(群馬県高崎市)12万石
本多忠勝(山田祐貴)⇒上総国万喜(千葉県いすみ市) 10万石
榊原康政(杉野遥亮)⇒上野国舘林(群馬県館林市)10万石
大久保忠世(小手伸也)⇒相模国小田原(神奈川県小田原市)4.5万石
鳥居元忠(音尾琢真)⇒下総国矢作(千葉県香取市)4万石
平岩親吉(岡部大)⇒上野国厩橋(群馬県前橋市)3.3万石
※数値は諸説あり
多い順に並べてみました。やはり徳川四天王メンバーはケタが一つ違います。
また配置を見ても家康をぐるりと取り囲み、万全の守りを固めているようです。三河武士団の結束は、どこへ行こうと揺るぎませんね!
……で、一人だけどこも貰えなかった服部半蔵(山田孝之)。せっかく武士としてみんなと一緒になれたと思ったのに……ちょっと辛いですよね(私事で恐縮ながら、似たような経験があって他人事とは思えませんでした)。
こんな事なら呼ばなければよかったのに……神の君は「どこかやるさ」と言った通り、やがて半蔵は8,000石ほどの所領を賜わります。
まぁ、それでもありがたいけど……何万石単位の華やかな出世に比べると、何だか寂しくなってしまうのは無理からぬところ。
それと劇中では家康の軍師として江戸に同行する本多正信ですが、彼もちゃっかり相模国玉縄(神奈川県鎌倉市)に1万石を賜わり、大名となっていました。あの場で言うのは気が引けたのかも知れませんね。
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