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「どうする家康」絶体絶命の危機を乗り越え、神の君が無事に生還。第29回放送「伊賀を越えろ!」振り返り:2ページ目
百地丹波(演:嶋田久作)と伊賀者の気質
百地丹波について、詳しくはこちら
【天正伊賀の乱】伊賀忍者の棟梁?織田信長に徹底抗戦した百地丹波の武勇伝【どうする家康】
時は戦国、天正7年(1579年)9月16日。伊勢国を支配していた織田信雄(演:浜野謙太)が、父・織田信長(演:岡田准一)にことわりなく、伊賀国へと侵攻しました。これが後世に言う「天正伊賀の乱」の幕開け…
劇中で少し言及されていたように、伊賀国は織田信長(演:岡田准一)によって壊滅状態に追いやられていました(天正伊賀の乱)。
信長を怨んでいた伊賀者たちは、信長を殺してくれた光秀に与せんと家康の首を狙います。しかし正信の口車に乗せられて断念、ついには家康を見逃します。
このような史料は寡聞にして存じませんが、もしご存じの方がいらっしゃいましたらご教示ください。
さて、劇中においてしばしばロクデナシ扱いされてきた伊賀者たち。百地丹波(ももち たんば)の曰く、恩義などという言葉は知らないそうです。
ところで伊賀者の気質を端的に表す文献がこちらにありました。
伊賀の国の風俗、一円実を失ひ、欲深し、さるに因て、地頭は百姓を誑かし、犯し掠めんとすること日々夜々なり、百姓も日夜に地頭を欺かんことを思ひ、夢にだも義理と云事を知らざるか故に、武士の風俗猶ほ以て不被用也。
※『六十六州人国記』より
【意訳】この国には誠実なんて文化はなく、どいつもこいつも強欲ぞろい。だから役人は領民から年貢をだまし取ろうとし、何なら略奪せんばかり。対する領民もどれだけ脱税するか、そればかり考えている。義理なんて言葉は夢にだって心がけないから、武士としては使いものにならない。
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日本各地の「お国柄」をまとめた『六十六州人国記(ろくじゅうろくしゅうじんこくき)』。作者については諸説あるものの、とりあえず北条時頼(ほうじょう ときより。鎌倉幕府の第5代執権)と言われています。…
そんな伊賀者を「利」詰めで説得した我らが神の君。この後に登場する機会はないでしょうが、一説には寛永17年(1640年)まで生きたと言われるため、役者さんのスケジュール次第で再登場も期待されます。
またカッコいい忍者アクションを魅せて欲しいですね!
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