昔も悩まされた!江戸時代の書物に”熱中症”への対処方法はどのように書かれていたのか?:2ページ目
2ページ目: 1 2
まずはショウガ汁を飲ませる?
時代が下り嘉永6年(1853年)には、平野元良の『(軍陣備要)救急摘方(きゅうきゅうてきほう)』が出版されています。
こちらにも、暑さにより悶絶した者への対処法として、山陰や樹の下で風の通りがよく冷たいところへ負って行き、生萎の絞り汁を多く飲ませたがよく、水など多く飲ませてはいけない、となっています。お水をただたくさん飲ませるのではなく、ショウガの絞り汁を飲ませた方が良いと考えられていたのですね。
※今回ご紹介した内容は、あくまで江戸時代の書物によるものです。みなさんが熱中症だと感じた場合は、現代の医療方法・対処方法を参考にするほか、医師の指示にしたがってください。
いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
ページ: 1 2