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財政問題、後継者問題に大忙し…江戸時代の三大お家騒動のひとつ「仙石騒動」とは?

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仙石騒動の勃発

跡を継ぐ人がいなかったことで、仙石家はお家断絶の危機に追い込まれます。そこで、前藩主・久道が主導して江戸藩邸にて話し合いが行われることになりました。この場に左京が実子である小太郎を同伴させたことから、造酒は不信感を抱き、さらに対立は深まります。

造酒派のリードで会議は進み、後継者は政美の弟の道之助を元服させ久利とすることで決まりました。この結果、藩の実権は造酒派が掌握。彼らは左京の政策を廃止しましたが、派閥内での争いが激化し、その結果造酒は隠居させられることに。

彼はその後まもなく亡くなり、ました。

仙石騒動のその後

一方、権力を持った左京ですが、面扶持(上げ米制のこと)、年貢徴収の安定化を図るために定免制などを発令。しかし、江戸で寺社奉行・町奉行の権力争い、老中同士の争いなどがありました。

松平康任は左京から多額の賄賂を受け取っていたことなどから、失脚(老中辞任)させられました。幕府の決定により、左京は獄門打ち首に。左京派は大きなダメージを受けました。その後も、仙石藩では藩内で争いが続いたといわれています。

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