伊達政宗が作らせた仙台味噌ってめっちゃすごいゾ!その理由をぜひともご覧あれ
近頃は「長生きみそ汁」だの、「痩せる味噌汁」だの何かと話題になっている「味噌汁」。味噌汁には言わずもがな、味噌が欠かせません。
皆様は「仙台味噌」をご存知でしょうか?
仙台味噌とは?
仙台味噌は、八丁味噌、白味噌と並ぶ日本の三大味噌のひとつ(※諸説あり)とも言われています。
仙台味噌は赤みそで、塩分が比較的多く、京都の白みそが6%前後に対して仙台味噌は約2倍の12%前後。
仙台味噌は熟成期間が長いのが特徴で、大豆に含有されているたんぱく質が発酵するか程度大量のアミノ酸が生成されます。
味は濃いのですが、単に塩辛いのではなく、大豆の旨味成分が凝縮されているため使う量は少しで、味に伸びがあります。このため、仙台みそは出汁(だし)いらずでみそ汁ができるといわれているのです。
仙台味噌の歴史
仙台味噌は、仙台藩初代藩主伊達政宗が仙台城下に設置した御塩噌蔵(おえんそぐら)と呼ばれる醸造所で作らせた味噌にならって製造されている味噌のこと。
戦国の時代において味噌は大事な兵糧でもあったため、伊達政宗は軍用味噌を他に頼らず自給しようと考えたのです。
文禄2年(1593年)のこと、政宗は秀吉の朝鮮出兵の際に、味噌を持参しました。他の藩の味噌は夏季に腐敗してしまったけれども、仙台藩の味噌は少しも変質せず味も優れていたのだとか。「さすが仙台味噌」と他の武将に乞われて、分け与えたことでその名を上げたという説があります。
さぞかし政宗は鼻が高かったことでしょうなあ。
このような歴史がある仙台味噌、現代も政宗のスピリッツが受け継がれており、スイーツや牛タン、ラーメンなどにも使われています。
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