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小倉百人一首の超謎の歌人「猿丸大夫」はなんで百人一首に採り上げられた?

小倉百人一首の超謎の歌人「猿丸大夫」はなんで百人一首に採り上げられた?

なぜ百人一首に採られたの?

では、このような伝説上の歌人である猿丸大夫が、なぜ百人一首に採り上げられたのでしょうか?

諸説ある理由の中でも、撰者の藤原定家が「百人一首」というだけに全ての作者の名前をあげないわけにはいかず、この歌の作者と伝わっていた猿丸大夫の歌ということにした、という説が有力です。

謎の歌人の正体は

猿丸大夫の正体については、聖徳太子の孫の弓削王であるとも、天武天皇の孫の弓削皇子であるとも言われています。柿本人麻呂の別名だったという説や、更には女帝・孝謙(称徳)天皇の信頼を得て出世した僧侶・道鏡であったという説もあります。

真相については定かではありませんが、何らかの理由で立場を公にはできなかった人物の、世をはばかるペンネームだったのかも知れませんね。

 

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