2月10日は着物の「太物の日」。ところで太物ってなにさ?
さて、2月10日は「太物(ふともの)の日」です!
と言って、太物の意味ってなんだかわかりますか? 太物とは着物関連の言葉なのですが、毎日着物を着ている僕でも最近までその意味をよくわかっていませんでした。
木綿、麻、ウールなどの糸の太い素材で仕立てた着物のことの総称で、絹糸で仕立てた着物に対してできた言葉になります。
で、なんで「太物」というのでしょうか? それは、着物は仕立てる前はロールケーキみたいにくるくる巻かれています(反物)が、その状態だと絹の呉服よりも木綿などのほうが直径が太くなっている(糸が太いため)ところからきているそうです。
太物の日について業界人に語った|はすのやにっき
そんな太物の日が2月10日というわけです。なんで2月10日かはわかりますね…。
2(ふ)月10(と)日
太物の日は2012年3月5日に記念日登録が成立した、まだできたてホヤホヤの記念日です。
着物というと多くの人が高価な絹の呉服を想像するかもしれませんが、木綿やウールなどの比較的安価な着物も存在することを知ってもらう機会によいかもしれませんね。
僕自身、普段は木綿着物ばかり着ていて絹の着物は全く着ることはありません。太物は普段着着物としてはうってつけの着物ですよ。
これから着物を着てみようか?と考えているかたは木綿着物なども視野に入れてみると、絹に比べて「こんなに安いの?」とビックリするかもしれません。是非とも!