『豊臣兄弟!』降伏した元親を襲う残酷な悲劇…史実に見る四国攻めと秀吉・関白就任の舞台裏:4ページ目
「共に天下一統の夢を」その後、元親は?
秀長の機転によって鬼若子から姫若子の本性を取り戻し、共に天下一統の夢を見ようと降伏した長宗我部元親。しかしその末路は、実に悲惨なものでした。
降伏した長宗我部家は、その後に続く九州征伐の先鋒として戦場へ駆り出されます。これも乱世の習いであり、土佐一国を安堵されたのですから、仕方ありません。
天正14年12月12日(1587年1月20日)に戸次川の戦いで嫡男の長宗我部信親(林裕太)が討死し、自身も討死すると言い出すほどの悲しみに暮れます。
惨敗を喫して身心共にボロボロとなった元親は、土佐に帰国した後も、しばらく政務に手がつかないほどでした。
元親は信親を溺愛しており、自身の後継者として育てていたのですが、こういう事態を考えていなかったようです。
また戸次川の戦いには次世代を担う若武者ばかりを選抜しており、その多くが討死してしまいました。そのため、長宗我部家は人材不足によって衰退してしまうのでした。
【豊臣兄弟!】22歳で散った長宗我部元親の天才後継者・信親とは?武勇を奮った若武者の壮絶な最期
第37回放送「秀長の国」
関白となった秀吉(池松壮亮)は、四国平定の恩賞として、秀長(仲野太賀)に大和一国を与える。新たな家臣も加わり、大和郡山城へ拠点を移した秀長。だが、大和では興福寺をはじめとする寺社勢力が絶大な権力を持ち、利権を独占していた。領民が寺社へ納める高額な年貢に苦しんでいると知った秀長は、検地を行い適正な年貢へ改めようとするが、僧たちはもちろん、仏罰を恐れる領民もそれに反対し…。
※NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。
【豊臣兄弟!】秀長の国・大和!蜂須賀正勝の退場は近い?第37回(9月27日)あらすじ&場面写真が公開
いよいよ秀長にとって終の棲家となる大和国を与えられ、国持大名としての活躍が始まるようです。興福寺はじめ老獪な寺社勢力を相手に、秀長はどう統治していくのでしょうか。また予告編の描写から、そろそろ蜂須賀正勝がもうすぐ退場するようです。
本人にしてみれば、実にいいタイミングで(豊臣政権の暗雲や崩壊をほとんど見ることなく)世を去る、幸せな生涯だったと言えるでしょう。
物語は終盤にさしかかり、いよいよ大和入りする秀長の活躍を楽しみに見守りたいですね。



