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大河ドラマ「どうする家康」史実をもとにライター角田晶生が振り返る 「どうする家康」ついに始まった最終決戦!第46回放送「大坂の陣」振り返り

「どうする家康」ついに始まった最終決戦!第46回放送「大坂の陣」振り返り:6ページ目

第47回放送は「乱世の亡霊」

さて、何やかんやで終わった大坂冬の陣。次週は年表どおりに大坂夏の陣。「乱世の亡霊」どもを神の君が一網打尽になさいます。

だから秀忠は「人殺しのすべなど覚えなくていい」らしいのですが、どうして家康は自分の代ですべての戦を終わらせられると思ったのでしょうね。日本史の教科書にそう書いてあったからでしょうか。

どうもこの神の君は「治に在って乱を忘れず」という言葉をご存知ないようです。平和を守るためにこそ、君主たる者は常に武を備えなければならない……どうか覚えていただきたく思います。

ともあれ、次週は「最後の戦い」が繰り広げられます。今週はちょっとしか出なかった真田信繁(日向亘)が、どのくらい神の君を脅かすのか楽しみですね!

※参考文献:

  • 笠谷和比古『戦争の日本史17 関ヶ原合戦と大坂の陣』吉川弘文館、2007年10月
  • 柏木輝久『大坂の陣 豊臣方人物事典』北川央 監修、宮帯出版社、2016年
  • 参謀本部『日本戦史 大阪役』国立国会図書館デジタルコレクション
 

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