- No.145【賛否両論】大河ドラマ『どうする家康』を振り返り見えてきた3つの「どうする」まとめ
- No.144「どうする家康」最後はみんなで海老すくい…最終回放送「神の君へ」振り返り
- No.143【最終回予習】本当に色々(1616年)あったね…徳川家康の死から「神の君」となるまで【どうする家康】
「どうする家康」猿に続いて、白兎まで女狐の毒牙に!?第38回放送「唐入り」振り返り:6ページ目
第39回放送「太閤、くたばる」
さて、帰って来た茶々に惑わされ、秀吉は再び朝鮮出兵(慶長の役)をやらかすようです。こうなったらもう、誰が何と言っても歯止めがききません。
秀吉が本当に欲しかった我が子=家族を授けてくれた茶々。でも、その子は本当に秀吉の子だったのでしょうか。
「本当に、あなたの子だとお思い?」
昔から言われている「拾丸(豊臣秀頼)は秀吉の子じゃない説」。このショックがトドメとなって、秀吉は何もかも放り投げ「くたばって」しまうのでした。
※この「くたばる」って表現は、公共放送としてどうなんでしょうね。子供が真似しそうですし……。
秀頼の実父候補としてよく挙げられるのは、大野治長(玉山鉄二)・石田三成・名古屋山三郎(さんざぶろう)など。こういうゴシップ的な話題は、昔から人気だったようですね。
何もかも手に入れながら、本当に欲しいものは手に入らなかった……そんな権力者の哀れな最期が描かれるのでしょう。次週の展開も目が離せませんね!
※参考文献:
- 『徳川実紀 第壹編』国立国会図書館デジタルコレクション
- 奥野高広『人物叢書 足利義昭』吉川弘文館、1989年12月
- 笠谷和比古ら『秀吉の野望と誤算 文禄・慶長の役と関ヶ原合戦』文英堂、2000年6月
- 中野等『戦争の日本史16 文禄・慶長の役』吉川弘文館、2008年1月
バックナンバー
- No.145【賛否両論】大河ドラマ『どうする家康』を振り返り見えてきた3つの「どうする」まとめ
- No.144「どうする家康」最後はみんなで海老すくい…最終回放送「神の君へ」振り返り
- No.143【最終回予習】本当に色々(1616年)あったね…徳川家康の死から「神の君」となるまで【どうする家康】
- No.142「どうする家康」共に乱世の夢を見ようぞ!第47回放送「乱世の亡霊」振り返り
- No.141二代将軍・徳川秀忠には息子が二人、どちらが将軍に相応しいか家康が課した試験とは?