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広島原爆投下から77年。あの日何が起こったのか、目を背けてはいけない事実【前編】

広島原爆投下から77年。あの日何が起こったのか、目を背けてはいけない事実【前編】:2ページ目

爆心地付近の被害

市内ほぼ中央に位置するT字形の相生橋が目標点とされ、投下された原爆は上空600メートルで炸裂しました。

爆発に伴って熱線と放射線、周囲の大気が瞬間的に膨張して強烈な爆風と衝撃波を巻き起こし、その爆風の風速は音速を超えたといいます。

爆発の光線と衝撃波から広島などでは原子爆弾のことを「ピカドン」と呼びます。そのため被爆後雷の音などに非常なトラウマを抱えた人々も多くいました。

 

爆心地付近は鉄やガラスも蒸発するほどの高熱に晒され、強烈な熱線により屋外にいた人は全身の皮膚が炭化し、内臓組織に至るまで高熱で水分が蒸発して黒焦げになりました。

苦悶の姿態の形状を示す「水気の無い黒焦げの遺骸」が道路などに大量に残されました。

(後編につづく)

 

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