「鎌倉殿の13人」義時を心服せしめた頼朝の威厳…第2回「佐殿の腹」振り返りと次回のポイント
平家を恐れる伊東と、それに抗う北条。
坂東の片隅で起きた、一族同士の
ささいな諍いがやがて…。
義時の運命が動き出す。※NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第2回プロローグ
さぁ、初回で視聴者の度肝を抜いた?NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。物語は前回に引き続き、伊豆の豪族・伊藤祐親(演:浅野和之)と北条時政(演:坂東彌十郎)のにらみ合いから再開します。
※前回のあらすじ&振り返りはこちら
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衝突する坂東武者の意地
北条時政「俺だって、どうしてこうなっちまったのか分かんねえんだ。だが武士として、一度かくまうと決めた以上、死んでも佐殿(頼朝)を渡す訳には行かないんじゃあ!」
いつもヘラヘラしているようでいて、ここ一番で肚を括ると、相手がどれほど強大であろうと譲らない。坂東武者の意地を見せる時政、カッコいいですね。
よろしい、ならば力づくで……いよいよ戦さと思われたその時、相模国から大庭景親(おおば かげちか)が伊東勢をも圧倒する大軍を率いて仲裁に乗り込んできました。
伊東も北条も同じ身内で何をやっているんだ……三浦義澄(演:佐藤B作)からの依頼でやって来た景親は、頼朝公の処遇について以下の取り決めを提示します。
一、頼朝の身柄を伊東から北条に預け替えること。
一、頼朝に、八重姫(演:新垣結衣)と絶縁する起請文を書かせること。
時政とすれば申し分ない条件で、対する祐親は不承不承ながらこれを呑まざるを得ませんでした。
不満たらたらで伊東屋敷へと戻る祐親らの前に、前回頼朝の刺客として祐親の暗殺を命じられた工藤祐経(演:坪倉由幸)らが襲撃するも、あっさり撃退。
祐親「雑魚に構うな!」
このことが後にトラブルの火種となるのですが、それはまた別のお話し。
(※)史実では、ここで祐親の長男・河津祐泰(演:山口祥行)が討死にし、その遺児たち(曾我兄弟)が工藤祐経に対して仇を討つ「曾我兄弟の仇討ち」が繰り広げられますが、果たして「鎌倉殿の13人」では描かれるでしょうか。