
- No.181日本でもおなじみの言葉「タブー」。実は語源は英語ではないんです
- No.180なぜ悪口でタコ!とは言うが、イカはないの?いつから悪口の一つになったのか
- No.1794月12日は “パンの記念日”「パン」という言葉、実はポルトガル語由来って知ってました?

鉄火巻きの雑学。のり巻きの定番「鉄火巻き」の語源は赤く燃えた鉄火みたいだから!?
皆さん、鉄火巻きは好きですか?
マグロの赤身をシャリと海苔で巻いたお寿司ですが、鉄も火も関係なさそうなのに、なんで「鉄火巻き」と言うのでしょうか。
諸説ありますが、今回はその一部を紹介したいと思います。
見た目そのまま、真っ赤に燃えた「鉄火」だから
鉄火巻きの具(ネタ)はマグロの赤身のみが基本で、細長く切られた形状が鍛冶場で熱した鉄(鉄火)のようだから、という説が多いようです。
マグロの赤身は新鮮な内はその名の通り鮮やかな赤色ですが、やがて古くなると鉄が冷めていくように赤黒くなっていき、最後は黒ずんでしまう様子もそっくりです。
博打のお供に?「鉄火場」で好まれた食べ物だから
博打が行われる賭場を「鉄火場」と言い、勝負に際して片手で食べられる手軽さが好まれたため、そう名付けられたとも言われています。この点はトランプ勝負をしながら片手で食事ができるよう考案されたサンドイッチと共通しています。
鉄火には熱した鉄そのものの意味に加えて、燃え盛る時に散る火花の意味もあり、勝負の激しさや博徒(ヤクザ)の気性の荒さを表わすため、彼らの集まる場所を鉄火場と呼んだそうです。
ページ: 1 2
バックナンバー
- No.181日本でもおなじみの言葉「タブー」。実は語源は英語ではないんです
- No.180なぜ悪口でタコ!とは言うが、イカはないの?いつから悪口の一つになったのか
- No.1794月12日は “パンの記念日”「パン」という言葉、実はポルトガル語由来って知ってました?
- No.178「やぶさかではない」の「やぶさか」って何? 実は、平安時代からある古い言い回しなんです
- No.177実はフランス語が由来?「ぽしゃる」(=失敗する、うまくいかない…)という言葉の語源を紹介