歴史・文化 - 日本文化と今をつなぐ。Japaaan

自慢できるコトバの語源 「札付き」「折り紙付き」の”札”や”折り紙”って何のことを指しているの?

「札付き」「折り紙付き」の”札”や”折り紙”って何のことを指しているの?

「札付き」ってなんのこと?

よく「札付きのワル」なんて言いますが、この札ってもともと何の札を指しているんでしょうか。

どうやら、この「札付き」の札は江戸時代にまでさかのぼることができるようです。江戸時代、現在の戸籍にあたる書類を「人別帳」と呼んでいましたが、素行の悪いものや駆け落ちしたものは、人別帳から削除され、「無宿人」になりました。この人別帳は町役人によって厳重に管理されていました。

最初の頃は、罪を犯したり、駆け落ちしたり、親から勘当されると外されていたのですが、時代が下ると、将来人別帳から外されそうな素行の悪い人物の名前のところに前もって「札」をつけるようになったそうです。ようは、問題をおこしそうな人物にあらかじめレッテルを張り、監視の対象にしたわけです。

ちなみに江戸時代の刑罰についてはこちらも合わせてごらんください。

背割り、梅鉢、半ビラ…冤罪も多かった江戸時代の牢屋での壮絶なリンチ

以前Japaaanで紹介された小伝馬町牢屋敷の記事で、牢内には序列があり「牢名主」が取り仕切っていたことがわかりました。[insert_post id=69900]今回は、牢内で行われてい…

囚人が囚人を始末!?江戸時代、伝馬町牢屋敷の牢獄内が怖すぎる

東京都中央区日本橋小伝馬町には江戸時代、囚人を収容する伝馬町牢屋敷がありました。放火事件を起こした八百屋お七や、黒船来航時にアメリカに密航を企てて捕まった幕末志士の吉田松陰も、ここに収容されました。常…

江戸時代、庶民の間には罪を犯した本人だけではなく、その家族や隣近所(五人組)などにも刑罰が及ぶ「連坐」という制度がありました。

家族や近所のなかに素行の悪いものがいると、自分たちも罪を着せられる可能性があったためにこのような防衛手段にでたのでしょう。

2ページ目 「折り紙付き」ってなんのこと?

 

RELATED 関連する記事