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意外とたくさん!図星、的確、目的…何げなく使っている「弓矢」に由来する言葉を紹介
太古の狩猟から戦争の武器、そして弓道、流鏑馬に至るまで、我が国の文化にはもちろん、人類の歴史と深い関係を持って来た弓矢。
現代ではあまり日常生活で弓矢に接することはないと思いますが、弓矢にまつわる慣用句は、意外と多く残っています。今回は、皆さんが何気なく使っていると思われる、その一部を紹介したいと思います。
以前紹介した「日本刀」にまつわる慣用句も合わせてどうぞ。
あれもこれも日本刀に由来!意外と多い暮らしに根づいた「日本刀」にまつわる慣用句を一挙紹介
日本の歴史と文化を象徴するモノの一つに「日本刀」を挙げる方は少なくないと思います。その姿は戦場におけるニーズから常に進化を遂げ、製鉄や鍛造をはじめとする技術が洗練されていく過程を体現。そこへ美…
一矢(いっし)報いる
圧倒的に不利な状況か、もはや勝敗は覆せなくても、意地を見せるために行うせめてもの反撃を、矢の一撃に喩えたものです。
「50点差だったけど、試合終了2秒前にダンクシュートで一矢報いてやった」などと使います。
弓馬(きゅうば)
弓を持って馬に乗る者、つまり武士の別名、またはその生業とする戦争や武芸全般を指します。「弓馬の家」「弓馬の道」「弓馬の騒ぎ」などと使います。また「ゆんば」と読むこともあります。
白羽(しらは)の矢
「そこで君に、白羽の矢が立ったという訳だ」
何かに選抜されることを表す言葉で、最近では「プロジェクトチームにコミットされた」的な好ましい意味合いで使用されることが多いですが、元々はあまりよい意味ではありませんでした。
昔、神様が人身御供(ひとみごくう。人間の生け贄)を求める時、ランダムに白い羽のついた矢を射て、それが屋根に突き立った家から人身御供を出さねばならない風習があったそうで、その名残と言われています。
2ページ目 図星(ずぼし)、的確(てきかく)、手薬煉(てぐすね)…
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