仲間たちにモテ自慢?新撰組の鬼の副長・土方歳三のお茶目?な一面とは:2ページ目
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それは新選組が、町人、農民などの武士以外の身分の者を含む浪士たちを「求人」によって集めた、いわば「寄せ集め」の組織だったからです。
彼らをまとめ上げるために、土方はあの連合赤軍も真っ青になるような規則を定め、違反した者は山南敬助のような最高幹部でさえ切腹させました。そこには隊員を引き締めることと、隊員たちの不満や怒りを自分に集中させるという2つの目的があったのでした。
そんな土方の「作戦」が功を奏したのでしょう。新選組は旧幕府軍の一員として戦えるほどの組織に成長していきました。
「鬼」の意外な一面とは?
そんな「鬼の副長」土方でしたが、現代でも「イケメン」と称されることの多い風貌もあって女性に非常にモテたといわれ、それを象徴するようなエピソードが残っています。
ある日、京都で新選組副長として活動するようになった土方から日野の天然理心流の仲間たちに、「諸君に素晴らしい物を送ります」という手紙とともに小包が届きました。
仲間たちが「京都のお土産かっ!?」と喜んで開けてみると、中には京都や大阪の芸者たちからのラブレターが沢山入っていたのだとか。
ユーモアがあったのか?単にモテ自慢をしたかっただけなのか?ともかく「鬼の副長」には、こんな意外な一面もあったのですね。
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