根付はいいぞ!まさにアート、伝統〜現代根付まで約300展が展示「根付 ~江戸と現代を結ぶ造形~ 展」
根付はいいぞ!根付は!
皆さんは根付(ねつけ)と言うものを知っていますか?携帯電話が普及してからは携帯ストラップを根付と呼ぶこともあり、言葉自体は知っている方は多いでしょう。
根付はもともと日本で和服が日常的に着られていた頃に、巾着や印籠などを持ち歩く際に使っていた留め具のことを言いました。ヒモの先端に付けて帯にくぐらせ、巾着などを持ち歩くための小道具です。
そんな根付の展覧会が開催されますよ。新年1月14日(土)から開催される「根付 ~江戸と現代を結ぶ造形~ 展」では、伝統的な根付から現代根付まで約300展が展示されます。
もともと根付は日常的なものとして使用されていましたが、同時に美術品としての側面も持っていました。根付に使用される素材には珍しいものも多く、細かな細工はまさに職人のなせる技。裕福な町人の中には根付をコレクションとして楽しむ人もいたほど。
日本で和服を着る人が少なくなると根付を使用する機会も減り、実用品というよりも美術品、コレクターズアイテムとして楽しむためのものになっていきます。根付は海外にもファンが多いといいます。
本展ではまさにアート作品とも言える様々な根付を展示。根付の中には洒落っ気たっぷりなクスッと笑ってしまうユニークな根付も多いんです。どんな面白い形をしていても、紐を通す部分がちゃんと用意されているのも見どころの一つで、デザインを工夫して紐が通せるようになっています。
展覧会開催中にはトークイベントやワークショップも予定されていますので気になる方はホームページを要チェックです。
「根付 ~江戸と現代を結ぶ造形~ 展」は2017年1月14日(土)~3月20日(月・祝)の期間、東京の三鷹市美術ギャラリーで開催されます。
根付 ~江戸と現代を結ぶ造形~ 展
- 会場: 三鷹市美術ギャラリー
- 休館日: 月曜日(3/20は開館)
- 観覧料: 会員=480円 一般=600円 65歳以上・学生(大・高)=300円。中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料
根付 ~江戸と現代を結ぶ造形~ 展 – 三鷹市美術ギャラリー