日本の領土を変えかけた男!?豊臣秀吉に台湾征服を直訴した豪商・原田喜右衛門の凄絶な栄光と転落:3ページ目
原田喜右衛門・人物データ
- 生没:生没年不詳
- 出身:畿内(詳細不明)
- 身分:商人、外交使節
- 信仰:キリシタン(後に棄教)
- 別名:パウロ(洗礼名)
- 主君:豊臣秀吉
- 部下:原田孫七郎(非親族)
- 活動:フィリピン交易・日比外交
- 末路:破産後、消息不明に
スペイン商人アビラ・ヒロンは、喜右衛門について以下のように評していました。
「彼は聡明であったが腹黒く、油断のならない人物であった。商才を発揮して財産を築いたが、派手好きで浪費を重ね、身分不相応の虚栄心から破産したのである(要約)」
有能ではあるけれど、あまり近づきたくない人物だったようですね。
それにしても、もし秀吉が喜右衛門の進言を聞いていたら、日本の版図はまた違ったものになっていたかもしれませんね。
商人でありながら秀吉から借り受けた軍勢を率いて、台湾で陣頭指揮を執る喜右衛門の雄姿も、見てみたかった気もします。
※参考文献:
- 朝日新聞社 編『朝日日本歴史人物事典』朝日新聞出版、1994年11月
- 中田易直『近世対外関係史の研究』吉川弘文館、1984年1月
