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【豊臣兄弟!】松永久秀の最期に残された“平蜘蛛”の謎…本物と偽物をめぐる第20回を考察

【豊臣兄弟!】松永久秀の最期に残された“平蜘蛛”の謎…本物と偽物をめぐる第20回を考察:3ページ目

本当だろうが嘘だろうが「生きていてこそ」

松永久秀の再びの裏切りで、とりあえず命拾いした秀吉。

許す条件として「久秀が平蜘蛛を渡せば謀反は不問にする」と命じられ、信貴山城に籠城する久秀の元に小一郎を伴い、談判へ向かいます。

心を許している豊臣兄弟だったために話を聞く久秀。

「平蜘蛛を差し出せば大和国をわしに戻してくれるのか?わしが欲しいのは大和のみ」という久秀に、「なにゆえそこまで大和にこだわられるのか」と問う小一郎。

その答えとして、どこまで本当でどこまでが嘘がわからない話をする久秀とのやりとりが面白かったですね。

「大和の地にはお宝が眠っておる。目も眩むような金銀財宝が眠っていて、わしはその絵図を手に入れた。……………と言ったら信じるか?

内緒話に身を乗り出していたのに、シメの言葉にずっこける豊臣兄弟。「戯言か!」と怒る秀吉に、「戦のことばかりあってもつまらん。戯言は夢があっていい。天下は信長にまかせる。力を貸す。大和さえ返してくれるなら」と答えます。

史実でも、松永久秀の氏素性は不明です。小一郎が「いくら松永殿のことを調べても誰もまことを知らない」というと、

「まことのことなどどこにもない。父は贋作作りを生業にしていた。だから身分も偽ってばかり。このわしはそんな父が側女に産ませた子、このわしも父に造られた紛い物。貴賤の子とさげずまれた。だからいつか本物になって見返してやる」と答えます。

三吉長義殿だけはこのわしを紛い物扱いしなかった。わしはあのお方こそ本物の父だと思っている。その父から任されたのがここ大和。御仏と神々の威光に満ちたこの大和を納めることは、このわしは本物であることの証……………と言ったら信じるか?」と久秀。

「また嘘か!」と、秀吉は怒りますが、「わしは今の話を信じます」と小一郎は返します。

「けれど、信じようが信じまいが死んでしまえばそれまでです。」と。

「上様はあなたを許すきっかけが欲しいだけ。あなたを死なせたくないのでございます。拙者とともに長生きいたしましょう。」と秀吉。

ここでも、今まで足利義昭(尾上右近)や浅井長政(中島歩)に、「死んではならない。無様だろうがなんだろうが生きてくだされ」という、ドラマのテーマ「生きていてこそなんぼ」が、久秀にもぶつけられました。この思いは生涯貫き通して欲しい。

4ページ目 「何が本物で何が偽物かなど、そんなものはどうでもいい!」

 

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