手洗いをしっかりしよう!Japaaan

『豊臣兄弟!』妻を無実の罪で吊るし斬りに…佐々成政を破滅へ導いた“黒百合の呪い”と早百合姫の悲劇

『豊臣兄弟!』妻を無実の罪で吊るし斬りに…佐々成政を破滅へ導いた“黒百合の呪い”と早百合姫の悲劇

大河ドラマ「豊臣兄弟」皆さんも楽しんでいますか?

佐々成政(白洲迅)は織田家臣として活躍する一方、小一郎(仲野太賀)や秀吉(池松壮亮)ら羽柴兄弟のライバルとして立ちはだかります。

【豊臣兄弟!】後に藤吉郎(秀吉)と対立し非業の末路…戦国武将・佐々成政(白洲迅)の壮絶な生涯

NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」 の第6回放送「兄弟の絆」で、織田信長(小栗旬)の命を受け、大沢次郎左衛門(松尾諭)の従者の荷に、刃先に毒が塗られた苦無(くない)をこっそり忍ばせていた佐々成政(白洲迅)…

そして最期は秀吉によって滅ぼされてしまうのですが、その陰にはある女性の呪いがありました(諸説あり)。

彼女の名前は早百合姫(さゆり)、果たしてどんな女性で、なぜ成政を呪ったのでしょうか。

無実の罪で吊るし斬りに

早百合姫は生年不詳、紺屋総兵衛(こんや そうべゑ。富山の豪農あるいは商人)の娘と言われています。

その美貌から成政に見初められて側室に迎えられ、大変な寵愛を受けました。

やがて早百合姫は懐妊し、男児ならば家督を継がせることも夢ではないかもしれません。

しかしこれを快く思わない者たちが、早百合姫が小姓の竹沢熊四郎(たけざわ くましろう)と密通(不倫)していたと噂を流したのです。

「夫が戦地で生命賭けで奔走(※)していると言うのに、妻は若い男を連れ込んで好き放題……」

(※)小牧・長久手の合戦で秀吉と和睦した徳川家康(松下洸平)に再起をうながすため、厳冬の飛騨山脈を単騎で踏破しました。いわゆる「さらさら越え」です。

やがて帰還した成政は、早百合姫の噂を聞いて激怒しました。

家康を説得できず、失意の中であった鬱憤が、噂の真偽を確かめる冷静さを失わせたのでしょう。

成政「おのれこの売女め、不義の子もろとも切り刻んでくれるわ!」

早百合姫「誤解です。私は殿以外の誰とも交わりをもったことはございませぬ!」

必死の懇願も聞く耳もたず、成政は早百合姫の長い黒髪をつかむと、そのまま神通川のほとりまで引きずってきました。

そこに立っていた榎(エノキ)の枝に早百合姫の髪を引っかけ、彼女の身体を吊し上げます。かくして早百合姫は鮟鱇(アンコウ)のように吊るし斬りにされてしまったのでした。

早百合姫の一族18人もまた、一人残らず斬首され、獄門に処されたと言います。

2ページ目 「黒百合が咲くとき、佐々家は滅ぶ」

 

RELATED 関連する記事